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椿苑
(1月中旬~3月下旬頃)
境内の「太郎冠者(たろうかじゃ)」「侘助(わびすけ)」は、本殿の周り、また参道に沿って約120本生育しています。ピンク色で可憐に咲く太郎冠者を、当社ご祭神の一人である和気広虫姫になぞらえて、地元の方からは「広虫ツバキ」と親しまれています。例年は1月中旬から3月下旬まで、花を楽しむことができます。
●侘助(わびすけ)・太郎冠者(たろうかじゃ)とは
ツバキの一品種。花は一重で小さく、半開状に咲き、白・桃・紅色などのものがあります。茶人に好まれ、茶花や庭木とされます。また、太郎冠者は織田信長の弟で茶人(有楽流始祖)の織田有楽斎(うらくさい)が好んだことから「有楽椿」ともいわれます。
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芳嵐園
(3月下旬~4月上旬頃)
安政4年(1857)、当地方に伝染病が流行し、神前にその息滅を祈願したところ、たちどころに終息をみました。村人は、各戸20本の山桜を植え、外苑として奉献しました。明治の頃、園名を時の閑谷学校校長、西微山先生にお願いしたところ、先生は1日この園に遊び、いかにも芳(吉)野山・嵐山の景を兼備していると、その1字ずつをとって「芳嵐園」と名付けられました。
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藤公園
(4月下旬から5月上旬頃)
藤野の地は、藤が咲き乱れる原野であったと伝えられています。この公園は、7,000㎡の敷地に幅7m、総延長約400mの藤棚を配置し、沖縄県を除く全国46都道府県の著名な藤を約100種類収集した「日本一の藤公園」です。この公園は和気町が管理しています。
●藤まつり
藤の花の開花時期は、4月下旬から5月中旬で、その間、県内外から約10万人の人が訪れて、藤の花見を楽しみます。毎年4月29日は開園式が行われ「全国太鼓合戦」などのイベントが行われます。
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秋江園・もみじ山
(10月下旬から11月下旬頃)
当地出身の作家・近松秋江にちなんで「秋江園(しゅうこうえん)」と名付けられたもみじ山です。神社背後のもみじの木々は春の芽立ちが優美で、秋の紅葉が、燃え上がる情念の人、近松秋江にふさわしいたたずまいをみせています。
●近松秋江(1876~1944年)
小説家。和気郡藤野村田ヶ原(現和気町藤野)に生まれました。代表作に『疑惑』『黒髪』『子の愛の為に』などがあり、私小説家として活躍しました。
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正月
午前0時より歳旦祭、清麻呂太鼓などの奉納演奏があり、元日より新春祈願祭を承っています。また、三が日には境内にキッチンカーなどのお店が出店されます。
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春秋例大祭
春季例大祭 4月第2日曜日
秋季例大祭 10月第3日曜日(子ども神輿などの演出あり)